地図で見てわかる、本当の地政学リスクを紹介
- 判 型
- 四六判
- ページ
- 192ページ
- ISBN
- 978-4-405-10483-9
- 発売日
- 2026/10/28
- 定価
- 1,760円(本体1,600円+税)
内容紹介
近年、ニュースなどで目にする機会の増えた「「地政学リスク」という言葉。
現代のあらゆるビジネスに深く関係していますが、「地政学リスクとは何か」をはっきりと理解している人はあまりいないでしょう。
本書では、「地政学リスク」の定義から、覇権国であるアメリカの抱える「地政学リスク」や、世界中の国と国を結ぶルートやチョークポイントに秘められた「地政学リスク」について解説。
歴史的な背景や国同士の関係性の変遷と現状、地理的な要点、ビジネスとの関わりなどを紹介します。
教養シリーズの『地政学』と同様に図版やイラストを多用してわかりやすさはそのままに、1つ1つのトピックスをより深く解説していきます。
目次
1章 地政学リスクの正体
もともとは金融業界の言葉として生まれた地政学リスク
伝統的な地政学は、グローバル化した世界の大国同士のモデル
地政学におけるリアルなリスクはルートとチョークポイントの争い
2章 揺れるアメリカカ合衆国
1.秩序を守る〝世界の警察〟から役割を変えるアメリカという国
2.アメリカの基本的な姿勢とトランプ大統領の思考
3.完全に戦争状態になっている! 混迷し続けるイランとの対立
4.アメリカが介入すると内戦に!? 国内でも内戦リスクが高まる
5.世界中を混乱させた、理解しがたいトランプ関税
3章 アメリカの抱える三大戦略地域
6.古くから最大の脅威はロシアだが現在はアメリカの関与は減少
7.中東情勢の中心にいるのはアメリカが支援するイスラエルと、対立するイラン
8.今まさに、米中が世界の覇権をかけて頂上対決を行っている
4章 火種になるチョークポイント
9.エネルギーに加え、宗教、民族の対立が凝縮されたホルムズ海峡
10.歴史に翻弄され、封鎖されたこともある人工河川のスエズ運河
11.ダーダネルス海峡とボスポラス海峡は現代に通ずる大戦争が起きた要衝
12.統一を目指す中国だが、台湾海峡を渡り、武力で制圧するのはかなり難しい!?
13.マラッカ海峡は世界で最大規模の貨物が経由するアジア経済の生命線
14.中国の影響力が大きく、水が武器化するメコン川、ブラマプトラ川
15.リスクにもチャンスにもなる!? いまだ発展途上の北極海ルート
16.米中の火種になる可能性大! チャンカイ港と双洋回廊
17.中国の影響力が強まるニューカッスル港とダーウィン港
著者紹介
1972年横浜市生まれ。地政学・戦略学者。戦略学Ph.D.(Strategic Studies)。国際地政学研究所上席研究員。多摩大学大学院客員教授。
カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学 (BA) 卒業後、英国レディンク大学院で、戦略学の第一人者コリン・グレイ博士(レーガン政権の核戦略アドバイザー)に師事。地政学者の旗手として期待されており、ブログ「地政学を英国で学んだ」は、国内外を問わず多くの専門家からも注目され、最新の戦略論などを紹介している。現在、防衛省や大学などの教育機関で地政学や戦略論を教えている。また、国際関係論、戦略学などの翻訳を中心に、若者向けの国際政治のセミナーなども行う。
著書に『地政学 アメリカの世界戦略地図』(五月書房)、『“悪の論理”で世界は動く!』(李白社)、『世界を変えたいなら一度“武器”を捨ててしまおう』(フォレスト出版)、『新しい戦争の時代の戦略的思考』(飛鳥新社)、訳書に『大国政治の悲劇』(ジョン・ミアシャイマー著)、『米国世界戦略の核心』(スティーヴン・ウォルト著)などがある。
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編集担当コメント
昨今ニュースでも見かける地政学リスク。間違いなく、あらゆるビジネスに関係します。